続・音楽によるROCKによる生活

音楽(ROCK)中心のブログです

10/12 バースデイ

 もう一カ月もたってしまったけど、先月、新木場でバースデイのライブを見てきました。
思えば、このライブの数日後に熱を出してダウンしてしまったのでした・・・。帰り寒かったし。
 
この話がはじめにありきなんですが・・・10月初めにはミッシェルガンの展示会がタワーレコードでありました。
大きいガラスケースの中に、さらに小さなガラスのケースに入ってるアベさんのギターを見て、ミッシェルというバンドの時間は止まってしまったんだなーと痛感させられました。
そして、今回発売された磔磔のライブビデオに合わせて発売した、その時の磔磔の模様を収めた写真集を見ると、狭い楽屋で身を寄せるように4人が座ってる写真がありました。
アベフトシは長い脚を縮めて、チバの隣に静かに座っていました。
やっぱり彼らは信頼関係の深いバンドだったんだなと・・。
 
最後のライブは、観た人の印象がそれぞれあると思いますが、自分が見た時は、もう彼らのライブは二度と観れないかもしれない・・・という予感がありました。
それは、磔磔や幕張のライブ映像を見てもそうだけど、彼らの気持ちが落ちる瞬間が幾度もあり、それは悲しみがあまりにも強くて。当時は、それがよく分からなかった。
ただ、時間が経ち歳をとり、絶望も希望も強さも弱さも、そう大きな違いはないことが見えてくると、当時の彼らが、世界の果てに向かわざる得なかった悲しみも段々分かってきたというか・・。
 
バースデイのツアー終わりの日にちは、ミッシェル解散した日から10年目の次の日でした。
新曲のレモンという曲は、過去の記憶と喪失感を唄ったバラードで、こんなに隅々まで甘酸っぱく悲しい青色に彩られた色彩は懐かしくもありました。
フイに数日前に見た写真を思い出しました。
気持ちがそれこそ少し落ちそうになりましたが、その後のクハラさんの全力のドラムを見て、フロアの熱気の暑さで汗をかき、そうだ今を生きてるんだよなと思ったり。
それは、バースデイの始めの頃はチバさんとキュウちゃんの間に少し距離みたいのが感じられたけれど、去年ぐらいから、もう二人とも遠慮なくドカーンとビートをかっ飛ばしてました。
やっぱ時間が経って、変わったことも多いけど変わんないものもある、というような。
 
そして最後の方で、珍しくチバが曲間で「まだまだ転がり続けよう」と言葉にしてました。
で、アンコールではチバが何度何度もクハラカズユキ!と名前を叫んでて、もういいですやん!と笑えたけど、やっぱりこんな日だったから味わい深かったし、終わった後はちょっとばかし安心して気が抜けました。新曲は来月発売とのことです。
来年はもっとライブが見れて新曲が聴けるといいですね。