続・音楽によるROCKによる生活

音楽(ROCK)中心のブログです

オール・ザ・タイム

      
ストロークスの新作アルバム「Comedown Machine」を先日、購入して聴きました。
 感想は、というと・・・最初は、あまりに平熱な曲調に「えーテンション低!」と思い、あんまり良い印象はなかったんですけれども。2、3回聴いてて、多分、これが新人バンドだったら自分はすげぇ!と褒めちぎるかも・・と思い直し、音を大き目に聴き直したら、段々なじんできました。
 今回、このアルバムの発表後はライブはなし、インタビューも何もなし・・・と、パブリックな面には殆ど出てきてません。ただ、彼らって昔から、こんな感じ。インタビューもいつもメンバーで「ワイワイ」やってる印象しかないし、アーティスト写真もプロモも、あんまり凝ったことをしない。
それは、戦略なのかと思ってみたこともありましたが、何回か見たライブ(しかもフェスのトリ)ではなんつーか、こー・・・新人バンドのような危うさがいつもある、というような・・・。
 オールド・ロックファンには「坊ちゃんらがやってるロックが何が良いの?」とディスられ、若いロックファンには「俺たちの世代のロックンロール」と持ち上げれ・・・。でも、彼らはどっちもどうでも良さそう。このアルバム聴いて、ふと思ったのは、作品至上主義として、バンド内は割に民主的にこのサウンドを作り上げたのかなっと。(前作はメンバーが一部決裂してたそうです)
だから、このアルバムを良質のロックンロールに仕上げようとする彼らの純粋さが透けて見えるし、あと、やっぱメンバーが友人同士から始まったバンドというとこから、その作品こそ全てとする裏にモラトリアム的な青っぽさが、あるのかなーって。
だから、近親憎悪的に、オールドロックファンには嫌われるのかも。一度、通った道だから。
 長くなりました。
暫く、バンドは休みですかね。やっぱり、ライブはやってほしいなぁ。