続・音楽によるROCKによる生活

音楽(ROCK)中心のブログです

THEE MOVIE

   年明け、ミッシェル・ガン・エレファントの映画、「THEE MOVIE」を見てきました。


   まだ上映しているので、内容に触れることは出来ませんが、
   フィルコンの「THEE SCENE」と同じく、ラスト・ライブでの幕張ライブ映像が、内容の軸
   になっていました。ただ、この映画の方はもう少し大きくバンドそのものやメンバー、
   取り巻くシーン・環境なども描かれていました。
   バンドのヒストリーやドキュメントという程に親切な作りではなかったのですが、
   一曲も聴いたことは無いがミッシェルって名前は知っていて興味はあるという人や、
   昔から大好きだ!っていうファンにも、ミッシェルというバンドはこういうロックンロールを
   ぶちかましていたんだ・・というのが、よく理解できるし、また思い出させる内容でありました。
   

   よくよく考えれば、ミッシェルが解散した後に作られても良かった内容でもあるのですが、
   解散後は作れなかったという・・・。思い起こせば、メンバーや関係者(ライターとか)
   もバンド解散後は余りミッシェルの事には触れず、自分の周りのミッシェルファンの友人すら、
   ミッシェルは何故解散したんだーなんてことは余り口にしませんでした。
   なんとなく「終わり」ということを"ボンヤリ"と捉えていたような気がします。

   この映画のコピーは「世界を終らせない」であり、映像と映像を繋ぐテーマにもなっておりました。
   もう、ミッシェルというバンドを見れないことはとても残念なのだけど、
   このことすらオブラートに包んでいるかのようで。。
   映像のもっともっと深いところに、彼らへのリスペクトや愛情、そして不可避な悲しみが
   描かれており、その事実がどうしょうもなく・・。
   
   で、これは見る人それぞれ感じることが違うと思いますが、ミッシェル4人が
   揃うことはもう無いけれど、みんなどこかでバンドなり演奏をしてるんだという、、
   そんな気持ちでいようと思いました。じゃないと、ミッシェルに向き合うことが出来ず。。
   やはり、「終った」とか「終らせる」なんて、辛くてとても彼らの音楽を聴けないので・・。

   最後、目を輝かせて演奏している4人を見ながら、もうちょっと「ロック」ってものを、
   しばらく見て聴いていこう・・・という気持ちになりました。
   別に、もう聞かない、なんて思ってた訳ではないのですが、こんなにもドップリと
   音楽漬けになるのは、正直、久々でしたので。。

   
   ダァーっと、湿っぽいのが続いてすいません。もう当分は無いであろうと・・。
   この映画を作ったスタッフの方々、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。