続・音楽によるROCKによる生活

音楽(ROCK)中心のブログです

政治と音楽

  ニュースでさんざん報道してますが・・・。


  米中間選挙民主党が上院も逆転視野に。

  下院(定数435)選では民主党過半数を獲得し、1994年以来12年ぶりに下院多数党に復帰する

  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061108-00000013-yom-int

  
  二年前でしょうか。米大統領選で、ブルース・スプリングスティーンが反ブッシュと唱え、

  REMやパールジャムらと共に民主党支持を訴えるコンサートを開催したのが思い出されます。

  結局ブッシュが勝ちましたが、当時はここまでやったブルース・スプリングスティーンは偉いなぁ

  と思ったものです。それと同時に、音楽は何処までやれることがあるのかなとか。

  

  
  話しは飛びますが、どうもチャリティーや愛と平和を掲げるアーティストやイベントは苦手で、

  自分の好きなアーティストは出来れば余りかかわって欲しくないと・・思っています。

  (去年の話だとホワ○ト・バンドとか・・)

  何故かというと、お金がどう動いてるのかがわからない(今はちゃんと情報を公開してるんだろう

  けど)のと、あとまぁ・・・アーティストの売名行為なのでは?という疑いがあり、

  「チャリティー=胡散臭い」という構造が一部のヒネタ人間(自分含む)に植えつけられてるわけです。

  ただ外国だと、一個人が富と名声を得たら、社会に還元するというのが常識のようなので、

  なんらかの形でチャリティーなり、ボランティアに参加するのは義務でもあり、

  よって、アーティストが政治を語る・平和を訴えることは、当たり前のことなんでしょうね。

  日本はどうだろうか?とすると、チャリティーもあるし、愛と平和を唱えるコンサートもある。

  けれど政治を語ったり、切実に平和を訴えたりするアーティストは昔に比べると、

  かなり居なくなった。今、ぱっと思いつくのがキヨシロウさんです。

  
  クラッシュが好きなので、音楽を聴いてるとたまに考えさせられます。

  彼らは政治や貧困、差別などをよく歌詞にしていたけど、そのシリアスさを

  クラッシュまたはジョー・ストラマーの限界だと書かれたりしてる。

  限界なんて書かれるとそりゃ評論を放棄してるんではないかと頭にくるのだけれど、

  自分も平和ボケしているので、なんとも言えなかったりします。


  
  そんなこんなで、政治や社会と音楽の距離間を持っているアーティストに関心があったりします。

  9月ぐらいに、筑紫哲也のニュース番組にレディヘのトム・ヨークが出てました。たまたま見たのですが、

  彼はソロアルバムの紹介と共に政治なんぞ語ってました。やはり、アメリカと戦争を推し進めた

  ブレアを批判していました。驚きなのが、ブッシュの娘さんがレディオ・ヘッドのファンらしく、

  ライブに来たらしい。そして「君のお父さんは間違ったことをやっている」とトムは娘さんに話しをしたとか。

  こんな言葉はなかなか本人を目の前にして言えないです。関心してしまった。

  そして彼の歌詞には政治のことや環境問題のことは直接的には書かれていないので、その辺りの距離感が

  現代的というか、賢いなぁと思いました。