RIOT CITY BLUES/PRIMAL SCREAM
プライマル・スクリームの八枚目のニューアルバム。
前のアルバム「EVIL HEAT」から四年のブランクです。結構、前作から間が空いてました。
一曲目のカントリー・ガールはタイトル通り、カントリー寄りのメロディなR&R。
そのあとも、ロックンロール・ブルース・カントリー思わせるナンバーが続きます。
確かにロックンロール王道のリフやメロディなのですが、ヘロヘロのボビーのボーカルが
演奏に乗ると、中毒性のあるプライマルのサウンドになる。
なんかストーンズみたいとか、エレ・パンクの要素がなくてガッカリとか色々あるみたいですが、
今回のアルバムは、とにかくライブが楽しみなアルバムじゃーないかと思いました。
ベースのマニが好きで、彼らがそんなに好きでなくともアルバムは大体持っていまして、
03年のフジロックで、通り過ぎがてらプライマルを見た時は口あけて立ち止まってしまった。
あん時はエレクトロばりばりでしたが、ビョーク待ちの客を不機嫌そうに眺めながら
(トリがビョークで、トリ前がプライマルだった)唄うボビーはまさにR&Rジャンキー
でした。
五枚目のバニシング・ポイントからやってたことが、いまようやく時代が追いついたとも
言えるのでは。あえてその路線を狙わないところが、ボビーらしいっていうか。
最近、子供も生まれたみたいだし、オレの好きなロックンロールをやるぜーって、
機嫌良く、また来日してほしいです。