ランシドのティム・アームストロングの映像監督作品。
ティムのヘルキャット(レーベル)のアーティストによるライブ映像です。もちろんランシドを
中心にドロップ・キック・マーフィーズ、ホラーポップス、タイガー・アーミー、そして
ジョーストラマー&メスカレロスなどなど、2000年~2004年までのヘル・キャットの歩み
といったところでしょうか。
冒頭で、ティムとジョーが出てきて、二人が握手するシーンからはじまります。
ジョーが熱く語ります。ティムはちょっと照れくさそうです。
「ランシドのティム・アームストロングとクラッシュのジョー・ストラマー。
元祖ギャングとパンクロック司令官だ。今、何がホットか連中に教えてやるのさ。
ヘルキャットが世界を征服する。握手だ。ヘルキャットは不滅。永遠にだ。」
意外でしたが、ランシドの映像のDVD、ビデオといったものは初めてとか。
ティムの映像センスがもろパンク!ですが、そこはどこか品があってかっこいい。
ドロップ・キック・マッフィーズは見ながら踊ってしまいそう。人気あるわけです。
あとは、ランシドはアコースティック・ライブとイギー・ポップとの「NO FUN」が
イカしてました。イギーは洋服着て、椅子に座ってるから別人のよう。
ジョー・ストラマー&メスカレロスはロンドンのライブ映像です。
「しくじるなルーディ」をやっていて、ジョーの唾が飛んできそうなぐらい熱いライブです。
最前には若い男女のファンから、中年まで。笑。初老の英国紳士がいたりします。
なごやかなランシドのメンバーのオフショットも満載です。ZEPP TOKYOも出てきました。
DVDも最後の方になってくると、NYのビルのなかからジョーの姿を描いた壁画が
現れます。ジョーのトリビュート・ビデオ作成のため色々なアーティストが集まり、交流
し、そこにランシドのメンバーも訪れます。
「ジョーは僕の心の中に生きている」と語っていました。
ありがちな言葉だよな、と思いつつ見ていて涙が止まりませんでした。
エンドロールでは、メスカレロスのMinstrel Boyが流れます。
ランシドのティムはナイーブそうで、何処かジョーに似ているかも。ハンサムだしね。
ラーズはやんちゃっぽいかな。パンクと音楽への愛情たっぷりのDVDです。
そんなにインタビューとかはでてこないから、輸入版でも十分な内容です。