続・音楽によるROCKによる生活

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CUT THE CRAP

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  「CUT THE CRAP」
  カット・ザ・クラップ、クラッシュの6枚目。最後のアルバムです。
  1985年11月に発売されてます。

   前作でドラムのトッパーが解雇されてますが、83年にはとうとうミック・ジョーンズが
  バンドから脱退します。
   
   あとになって出てきた、色々なクラッシュのストーリーを読むと、マネージャーの
  バーニーとミックはどうにも折り合いが悪かったようです。
  ジョーストラマーに、バーニーが「ミックを追い出そう」と吹き込んだ模様。
  
  トッパー脱退後のクラッシュ内が、そんだけグタグタだったことは確かです。

  ジョーが後日のインタビューで「このアルバムはなかったことにしてくれ」なんて言ってます。
  実際、ジョーがアルバム製作半ばで嫌になって放り投げてしまったこれらのアルバムの曲を、
  バーニーが仕上げて世に出してしまったようで・・・・。

   こんな逸話を聞いてしまったので、ジョーもなかったことに。。。なんて言ってるし、
  このアルバムは手に入れるのを正直、躊躇してました。

  ミックとトッパーがいないので、片足と片腕が無いクラッシュといえましょうか。
  打ち込みがかなり入ってるのは、ハウス全盛の時代だったからかな・・・。
  でも、悲壮感漂うアルバムではなく、ジョーは(ヤケクソ気味ですが)元気に唄ってます。

  「THIS IS ENGLAND」は好きな曲です。
  今時期でしたら、イングランド戦など見ながら合唱したくなります。(かなり非国民)

  クラッシュのアルバムの中では完全に悪者扱いされてますが、ファンだったら買って
  とりあえずコンプリートしても悪くないと思います。

  1986年のはじめ、このアルバムが発売された後にクラッシュは解散となってます。