「COMBAT ROCK」
クラッシュの5枚目のアルバム。1982年5月に発売されました。
ジョー、ミック、ポール、トッパーのオリジナル・メンバーでの最後のアルバムです。
ヒット曲である「ロック・ザ・カスバ」と「ステイ・オア・ゴー」が入ってます。
ロックよりのクラブイベント行くと、どっちかは必ずかかるような。
このアルバムがでる前の年に、一度は解雇したバーニー・ローズがマネージャーに復帰してる。
そして翌年にはトッパーはヘロイン中毒を理由に、バンドを解雇されてしまいます。
バーニーがトッパー解雇に一役買ったとか。
ドラックのやりすぎか倦怠期か、メンバーの仲が最悪だったようで、バンド内の喧嘩が
たえなかったそうです。
実際、パンクのシンボルといわれたシド・ビシャズが亡くなったのは79年だから、
パンクの夏はとっくに過ぎて、80年代に入ってからパンクは冬の時代だったことは確かです。
ミックはロックバンドとして歩むことは構わなかったようですが、ジョーはパンク・バンドと
しての確固たる信念は崩さなかった(崩せなかった)ようです。
色々ネガティブなことを書きましたが、ロックアルバムとしてもパンクアルバムとしても、
4人のセンスが十分に発揮されており、前作ほどに曲も多くないので、トータルとして
まとまりもあります。
やっぱり、この4人で最強だったんだなぁ・・・・。
ジャケットが格好良くて泣かせます。
このアルバムはアメリカで売れて、パンク・バンドとしては唯一成功を納めることになります。