「SANDINISTA!」
クラッシュの4枚目のアルバム。収録曲36曲の大作。
1980年12月の作品なので、前作のロンドンコーリングから一年しか経ってないから驚き。
しかも、レコーディングは三週間くらいだったそうです。
前作より、更にレゲエ・ダブ・ファンク・ヒップホップとジャンルはバラエティにとんでて、
悪く言えば混沌としてる。
ロンドン・コーリングはゴングが鳴って、リングにあがるといった攻撃態勢にもポーズが
あったけれど、今作は戦闘真っ只中で、とにかくやっちまおう!といった勢いと、
または死ぬか生きるかの覚悟のようなものも感じられます。(おおげさかな)
まだ、ミクスチャーという言葉も生まれてない1980年、当時のコアなクラッシュのファンは
今作はロンドン・コーリングより更に難解だったようです。
確かに、いまでこそダブ・バージョンなんて巷に沢山あるけれど、
当時では「なんだこりゃ?」とおもってしまうのは、なんとなく想像つきます。
個人的にはこのアルバムが結構好きで、暇な時は一日中聴いてたこともありました。
(ポリス・オン・マイバックで朝起きたり・・・。)
サンディニスタという言葉は、ニカアグラの革命政権の名前とのこと。
このタイトルからして、革命・左翼・反アメリカ・・・・といったジョーの当時の
政治的関心が歌詞に色濃く表れてます。
ビートにのり、言葉がよりストリート寄りになってるのが、聞いてて心地よいです。