「GIVE'EM ENOUGH ROPE」
クラッシュのセカンド・アルバム。1978年11月発売。
邦題は、「動乱(獣を野に放て)」です。このタイトルはハマッてますね~。
ジャケットがまたインパクトがあるんだな。
ドラムにトッパーが入ったせいか音が少し洗練されて、一枚目ほどにドパンクな音ではない
ですが、一曲目のセイフ・ヨーロピアン・ホームからガツンとかましてくれます。
このアルバムを聴いて、あらためてクラッシュは音楽フリークが集まったバンドだったの
だなぁと思いました。トミー・ガンのトッパーのドラムは重くもなく、軽すぎもせず、
リフのあとのタタタタタッというドラムの音はやっぱ彼ならではなんでしょうね。
このアルバムはレコード会社のせかされて、ジャマイカにミックとジョーが行って
ホテルに缶詰になって曲を書いたそうです。
何故、ジャマイカなのかは、単に行きたかっただけなのではと。
「彼らがジャマイカに行ってしまい、ちょっと頭にきたな。」
と、二人に置いてかれたポール・シムノンが、あとからスネたコメント残してます。
ポールはクラッシュにおける弟分的立場だったから、兄貴たちの言うことは
素直に聞いてたんでしょうね。想像するとおもしろいです。