先日、やっとTHE GOOD,THE BAD & THE QUEEN のアルバムを買いました。
ブラー又はゴリラズの デーモンとベースは元クラッシュのポール・シムノン、
ギターは元ヴァーヴのサイモン、ドラムはフェラ・クティ&アフリカ'70のトニー・アレン
という、いわゆる突発的といえるスーパー・グループです。
はっきりいってレコード評は良くなくて、批評で一番良く目にした言葉が「地味」。
あとは退屈、メランコリック、暗い、淡々としてる等。また、ベースが下手だとか(涙)、
TVブロスでは「中年版パークライフか?」と・・・。(これは笑いましたが)
ーーーなので買い控えてましたが、輸入盤では特典でDVDが付いてるアルバムもあり、
店頭で流れてるメンバーの姿を見て(古い家具が並ぶ屋敷?のようなセットで演奏してる)
意外にかっこよくて、結局、買ってしまった。
確かに全体的にメランコリックで、レゲエやダブはほんの味付け程度でした。
しかし、古いイギリスを思わせるイメージと、せつないデーモン節がクセになって、結構聞いてます。
パンク?ロックっぽい曲は、このアルバム又はアーティスト名にもなってる最後の曲ぐらいでした。
デーモン・アルバーンという人はなかなか掴みどころの無いタイプで、ブラー後は、匿名性の強い
アニメのキャラをビジュアルに押し出したゴリラズや、マリ・ミュージシャンズとのレコードは
はっきり言って何をやりたいのか分からなかった。
ただ、なんとなく思うのはブラー時代の、イギリス音楽の「芸能界」に飽き飽きしていて、
自分自身を表立ってやるのを控えていた感があったのかな・・・と。
去年からブラーの再活動が噂されているし、このスーパー・バンドはちょっとしたリハビリにも
なるんではないかと(特にポール・・)そんなことを勝手ながら思いました。
DVDはなかなかポールシムノンが渋くてかっこよかった。ストライプのジャケにジーパン、
帽子にかぶり方にビジュアル・センスは衰えてなかったと一安心しました。しかし、デーモンも
そうなんだが、なぜ前歯が何本も無くすきっ歯なんですか。それが英国のタフガイのアイテムなのか。。
特典のインタビューではその歯のこともあり、ただでさえ英語ワカランのに、何言ってんだかサッパリでした。
とりあえず、おじさん達が健在で楽しそうな姿にこっちも嬉しかった。
自分には、このグダグダな空気は悪くなかったです。とりあえず、ベースは続けてください。