続・音楽によるROCKによる生活

音楽(ROCK)中心のブログです

サクラ

 
 
やっと去年の武道館のDVDをまともに観たー!連休っていいなぁ。
 
 
武道館では、デビューシングルのstupid から新譜シングルのI KNOW を続けてやっていた。
stupid では悪魔と天使が混在するカオスの中に未だ居続けている、オレは嫌な奴と自虐的に唄う曲で、
そして  I KNOW では悪魔のロックンロールをオレは知っているぜと唄うのだった。
 
I KNOW に続けて出たマザーというシングル曲がちょっと異色。ワンフレーズを繰り返すシンプルな曲。
武道館でもやったけど、デビューシングルの次に出た「ピクシーザキキ」という曲と対比すると、
存在自体が不確かな妖精(しかも出来損ない)から、マザーという誰にでも絶対的な存在になっている。
 
そのカップリングの「ワルツ」では、武道館をミラーボールが360度会場を照らしていました。
この曲、世界の終わりにあったような言葉が散りばめているのだけど、その流れて燃え尽きて灰になった星を、綺麗だったね、と恋人たちは嬉しそうに語るのだった。
(にしても、撃ち殺そうとしたんかーい!とは思った)
 
で、やっぱ基本的にチバさんの描く(見える)世界は、昔から余り変わってないのだった。
未だに悪魔のロックンロールの渦の中にいて、死屍累々の上に立って音を鳴らしている。
それは、やっぱ時代が変わっても人が変わっても、ロックンロールの本質は変わらないのだなー。
それをねーオレは知ってるんだよ?と不敵に笑う様に、どうしようもなく今も惹きつけられるんだけども。
 
そんで、マザー/ワルツのようなまだ見ぬ未来に半歩足を踏み入れようとしてるにも見えました。
 
やっぱしこの武道館は、フジケンが加入して良かった!10年続いて良かった!と祝福されたライブだった。
とはいえ、今もまだ深い闇を抱えてデットエンドに突っ込む衝動を持つチバさんも居るのだった。
それでも、次のドアに手をかけて、これまでとは違う未来を迎えるのは、ワルツの登場人物の恋人たちに未来を与えようとしてるからじゃないのかな。
その未来がある限り、その恋人たちは一緒に居られるのだろうしね。
 
で、何故か動画は渋公。サクラ、また春が来るたびやって欲しいス。