続・音楽によるROCKによる生活

音楽(ROCK)中心のブログです

I'm a loser baby so why don't you kill me ?

 
 Beck - Loser
 
オルタナティブ時代のロックには「負け犬ソング」ってのがあって、ニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」と、レディオヘッドの「クリープ」、そしてこの曲のベックの「ルーザー」があります。
 
で、このニルヴァーナレディオヘッドの曲から2年後ぐらいに発売した「ルーザー」を聴いた時は、けっこう衝撃でした。
「オレは負け犬だぜ、ベイビー。さっさと殺せば?」
ってフレーズも強烈だったし、ブルースギターにヒップホップのライムも新しかったし、またベックのルックスが。。。
 今考えると、ベック/トムヨーク/カートコバーンって、外人にしては小柄で、ガリガリに痩せてて病的な感じ(とくに当時)。世代的に大体、三人とも歳は同じぐらいみたいです。(ベックが一番若い)
で、なんだというと、結構、多感で(洋楽の)ロックを聴き始めた頃に、彼らの「自虐ソング」を聴いてしまったので、これらが自分の基準になってしまったということ。。。
けっきょく、憎悪や怒りといった衝動による破壊活動が「パンク」だったとすると、それらの破壊活動の終わりからくる自己破壊が「ポスト・パンク」だったのかなーと。
だから、パンクを通らないで「ポストパンク」に向かうと、エライことになるっていう。
 で、未だに自分がロックを聴いてしまうのは
「じゃあ、自己破壊の先はなにがあるのかね」
ってことで、それはレディオヘッドやベックは今もロックの最先端に居るわけだし、やっぱし、それなりの先ってのはあるってことなんでしょうけども。。。 
 なんのこっちゃか分かりにくくてすいません。
このライブのベック、相変わらずカワイイというか。で、変なギター・・・。