続・音楽によるROCKによる生活

音楽(ROCK)中心のブログです

愛し愛されて生きるのさ

 
   10数年前に、父親の転勤で仙台に住んでいたことがあります。
   その後は、進学で兄と私はそれぞれ一応進学で上京し、後に父親の仕事も東京に戻りました。そもそも
   両親共々、出身は関東なので、仙台には親戚はいませんが、一年に一回行くか行かないかぐらいの
   割合で仙台には遊びに行ってました。
 
   ちょうど、去年の今頃・・・5月の末に仙台に行きました。
   友人から、小沢健二のコンサートチケットが取れた!しかも最前に近い席だからプレミアムチケットだよ、と。
   そん時はお金の余裕も無かったし、私事のしょうもないことを延々悩んでいたりしていたから(いつもか)、
   腰は重かったのだけれど、そーいやオザケン聴いてたのも仙台に居た頃だしな・・・と
   勝手にこじつけて行くことにしました。あと久々に友人にも会いたかったのもありました。
 
   小沢健二のコンサートは初めて見るのに、なんと友達が取ってくれたチケットは二列目のど真ん中で、
   自分はファンではあるが熱狂的ファンでは無い・・・とはいえ、開演前は妙にドキがムネしたと言うか、
   異様に緊張してしまった。とはいえ、高校時代の友人と三人で一緒に笑ったり唄ったりしながら見たため、
   なんていうか・・・とても素直な気持ちで観る事ができました。最後の方で、「愛し愛されて生きるのさ」を
   聴いたら、さっきまでギャーギャー騒いでいたのに、なんだか泣けてきてしょうがなかった。
   この曲の歌詞の一言一言覚えていたことと、それをまだ身近に感じていられることに安心した事と・・。
 
   次の日、10年ぶりの友人に会って、「変わってないなぁ・・・」と半ば飽きられてしまった。そのセリフ、
   そのままお返しするよってな感じで友人も変わってはなかった。勿論、仙台の街並みと同じく、
   色々と変わったことはあるのだけれども、本質はなかなか変わんないんだわ・・・と、当時色々と
   思い悩んでいたことも少し吹っ切れた。開き直ったとも言えるのだけど。
 
   この間の3月11日の大地震で仙台は大きな被害に合い、友人となかなか直ぐには連絡が取れず
   気が気でなく数日を過ごしたけれど、皆無事でした。先月は余震が酷くて、皆、洋服を
   着て毎日寝ていたとのことです。
   何ができるかな・・・と、ここんとこ考えたりもしましたが、こちらで仕事してお金使って、
   そんで少しづつでも募金をして、被災地を一日一日見て想い続けるようしたいと思います。
   こちらは「愛し愛され生きるのさ」のアコースティック・バージョンの動画です。