こないだ、知り合いの方が、その日だけどうしても用事があるので店番をして欲しい、
と電話があって、その日はたまたま空いていたので、お店番をしてきました。
店番・・・といってもド平日なのでお客も少なく、ひたすらボーー・・っと
してました。そしたら、90歳近いお爺さんがお店にやってきて、
小物をひとつ買ってくれました。
そして、ボソボソと話しをしてくれました。
この辺りは、戦後は何もなかったんだよ。焼け野原でね。自分は16歳の頃に
奉公に出て、19歳の頃に自分の店を開いたんだ。まぁ、そりゃあ一生懸命働いたよ。
働いただけ、お店も大きくなったよ。やっぱね、努力しないと駄目なんだよ。
そしてね、努力だけじゃなくて、先を読むことも必要さ。時代を読み取らないとね。
あなた、そんな風に待ちの姿勢じゃなかなか難しいよ、商売はね。
・・・悪いね、若い人を見るとどうしても、一言二言・・言いたくなるんだよ。
でもね、忘れないで欲しいんだ。
若いうちは努力することが必要だよ。あと、時代を読まないと。
知り合いの店を数時間だけ手伝っていただけとはいえ、反省&感銘を受けました。
で、話しが長くなってすまんね、と言うので、いやいやイイお話しを聞けましたと言うと、
「いやぁ、でもね。人生なんて・・あっという間だよ」
と・・・・。
えぇぇ?!そのお歳であっという間と言われては!!と少しうろたえてしまいました。
そ、そっか、あっという間かー。
・・・努力しよう。