続・音楽によるROCKによる生活

音楽(ROCK)中心のブログです

ハンド・クラップ・ルンバ

  去年、春あたりに知り合いにクラシックのコンサートに誘われて、

  暇だったのもあり、のこのこ出掛けて行ってみました。

  演目はバッハで北欧の方々による室内楽でした。クラシックギターが参加しており、

  これが今回の目玉なんだと始まる前に言われたのだが、

  なんともヒンヤリとした温度の演奏にギターの音色が浮いていて、
  
  「うーん、これは・・・」とか色々と考えていたら、いつの間にか爆睡してしまった。

  演奏が終ったとたんに目が覚め、「最高だったね!」と言われて、おっと寝ているのは

  ばれなかったかと頷きながら笑ってました。


  去年のはじめ辺りは、仕事や人付き合いでどうにも上手くイカンというかロクなことがなく、

  その上、そこそこ付き合い長いの友達と凄くつまらない事で喧嘩してしまい、

  あぁーもうこういう感情の絡む面倒なところから逃げ出してしまいたい、と悶々としてました。

  こんな青臭く悩むことから距離をおきたいというか・・・。

  でも、去年はそれから更に色んなことがあり、結局、もっと青臭かった自分をまざまざと

  思い出させられた訳ですが。。


  クラシックのコンサートでは、すり鉢状に席が並ぶの後ろの方の席で見ていました。

  ステージを見下ろす形で、淡々とした演奏を聴きながら考えていたのは十代の頃のことで、

  あの頃に戻りたいとはさすがに思わないけれども、あん時は馬鹿だった分純粋で真っ直ぐで

  パワーがあったなぁという。

  ただ単なるパワーの無駄遣いも沢山していたけれど・・・。


  当たり前の事だけれど、大人になる又は歳を取ると、段々とパワーの出し惜しみをするというか、

  本気で怒ったり泣いたり悩んだり考えたりすることが減ってくるのかも。

  まぁ、少しは人間枯れた方が良いとはいえ・・・・。

  十代の頃のアホだった時より、斜に構えて余裕カマしてる振りをしてる今の自分の方が

  駄目駄目なのかもなぁ、等等。やっぱり逃げ出したところでまた振り出しに戻るだけという。。


  去年の後半はこの曲を何度も聴きながら、老人化する自分に気合を入れてました。

  Tin Pan / Hand Clapping Rhumba