続・音楽によるROCKによる生活

音楽(ROCK)中心のブログです

The harder they come

   10日前程に、画面のBGMでさわりだけかかっていた曲のタイトルがどうしても思い出せず、

  レコード棚を見つめても分からず、ここ数日はなんだっけかーと頭の片隅に残ってました。

  そういえば、ジョー・ストラマーがカバーしてたような・・・と、引っ張りだしたアルバムに

  入ってました。

  
  ジミー・クリフハーダー・ゼイ・カムだった・・・。

  
  歌詞が、「なんたらなんたらーイン・ザ・スカイー♪」・・とか、うろ覚えだったからイカンのだ、

  と歌詞を検索して、ついでに訳詞も一緒に探していたのだけど、どうにも載っているサイトに

  よって解釈がマチマチで。歌詞の内容を前向きに捕らえてるのもあれば、抽象的に訳してる

  のもありました。

  そもそも、ハーダーゼイカムって、どういう意味?と思い、調べていたらピーター・バラカン氏の著書に

  曲の訳詞と内容が載っていました。彼の訳詞だったら間違いないでしょ!と読んでみました。


   ハーダーゼイカムは同タイトルの映画の挿入曲でもあり、ジャマイカ映画の代表作いうより、

  レゲエ・ムービーはこの映画から始まったとされています。ジミークリフが主演しており、

  権力者に立ち向かうシンガーを目指す青年役を演じている。

  歌詞の内容は、やはりこの映画と同じくジャマイカの貧しい人間が権力に立ち向かう内容が

  描かれているようです。権力とは、教会などを指しているとのことです。

  
  Well they tell me of a pie up in the sky

  Waiting for me when I die

  But between the day you're born and when you die

  They never seem to hear even your cry


  So as sure as the sun will shine

  I'm gonna get mmy share now what's mine

  And then the harder they come the harder they'll fall,one and all

  ohh the harder they come the harder they'll fall,one and all


  ”奴らは死んだら天国に行けると言うけれど

  生まれてから死ぬまでの間 俺たちがどんなに嘆き苦しんでも

  あいつらは聴く耳を持ちやしない

  太陽が昇るのが当たり前のように 俺の分け前は俺のものとしてあるんだ

  奴らが向かってきたら、ひとり残らずぶっ潰してやるさ”


  (---まだ、ざっとしか読んでないので、ウロ覚えで書いてます)また、歌詞の中に、

  ”死んだら終わりだっていうのは分かってる でも奴らの奴隷になるぐらいだったら

  墓場の中で自由になったほうがマシだ”

  とあり、ピーターバラカン氏が、この詞の主人公は死を覚悟しているのだと淡々と書いておりました。

  曲(歌詞)が生まれた国と年代と政治状況とか、深く関わっているんだなぁーーとはいえ、

  ぶっ潰す、、と曲から想像したよりも、よりハードな内容に読んでいて目をぱちくりさせてしまった。

  ジョーストラマーが好んでいたわけだとか、、。

  

  (※この訳詞を知りたくて手に取ったピーター氏の「ロックの英詞を読む」という本は

  まだちゃんと読んでいないけど、なかなか興味深い内容でした。英語の勉強の本としても良書です。)