続・音楽によるROCKによる生活

音楽(ROCK)中心のブログです

倫敦旅日記 一日目 ④

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  一日目 THE SUBWAYS

  THE SUBWAYSは、若くてスリーピースでベースが女の子という情報と、友人がアルバムが
  すごく良いし、ライブがかなりいい!みたいだよーという知識しかありませんでした。

  ライブハウスは建物の2階にあり、天井が高く窓ガラスに厚いカーテンがかけられてる。体育館
  みたいなつくりで1000人ほどのキャパ。19時半開場でもう20時過ぎてるが、皆ドリンクバーで
  たむろってる。客は20代ぐらいの青年が多かったが、10代の女の子や中年の男性やらで色々でした。
  
  20時半に男女混合のスリーピースのバンドが始まり、よく分かっていないワタシは、これがサブ
  ウェイズだと思ってしまっていた。打ち込み有りのエレパンクで30分で終わり、客の盛り上がり
  もそこそこで、さて帰るか・・・と思っていたら、そっからどんどんフロアが混んでくる。
  目の前に居たカップルの女の子の方が、勇ましく一番密度の高そうなステージ前に入っていき
  ました。そしてビールを飲んではバーに買いに行く客と、フロアに入ってくる客で大混雑。

  21時半にやっとサブウェイズのメンバーが登場。ボーカル&ギター、ベース、ドラムの三人編成。
  ボーカルのテンションがいきなり高い。「ファッキン・ロンドン!なんとかかんとかー!」と叫ん
  で、2~3曲目で上半身裸に。そしてベースの女の子はずっとヘッドバッキングしながら弾いてる。
  しっかし、何より客のテンションの高さに圧倒されました。最前線ではモッシュが起きているの
  は勿論のこと、「oh year」という曲にいたっては、AメロもBメロも客が全部唄っちゃってる。
  しまいにバンドの音を全部消しても、一糸乱れず大合唱。客もバンドも、完全に音楽に頭と体を
  ゆだねて、叫んで踊りぶつかり合ってるから、メンバーも客も音もフロアも、そこにある空気の
  ようなモノが、ひとつの生き物のようでした。
  
  途中、開演前にビールを何杯も飲むのにバーとフロアを言ったり来たりしてた青年が、モッシュ
  から青い顔で出てきて、おもいきし自分の前に居たカップルの片割れの男の子の横で吐きました。
  皆、混雑しながらも「ひえー!」と避けてました。その横で吐かれた男の子は全く動じないで、
  こちらに振り返って「まったくしょうがないねぇ・・」と笑っていました。そして、吐いた青年
  はケロっとして、またモッシュに飛び込んで行ったわけですが。。

  最後「ロックンロール・クィーン」では、盛り上がりの絶頂でした。ダイバーが転がり、ベース
  の女の子のヘッドバッキングは止まらず、カメラ小僧を困らせてた。ボーカルはアンプによじ登
  り(高さが2M近くあった)、プールに飛び込むように思いっきりジャンプ!あっさりとお客が
  受け止めて、ステージに戻り、また熱唱&ギター弾きまくり。
  1時間で終了。床にプラスチックのコップとビンがゴロゴロ転がってる。出口で、スタッフの
  兄ちゃんにお礼を言いたかったが、誰だか分からなくなってしまい、お礼が出来なかった・・。
  時刻は22時半過ぎており、早足でホテルに戻る。
  まるで夢をみているようだったな・・と、入場の際に手の甲に押されたスタンプを見て思いました。
  スタッフの方とチケット譲ってくれた男の子に感謝してもしきれない・・・。