日ごろ、「イギリス人に生まれてればなぁ~」と妄想して、友人に嫌がられますが、
日本のロックでも好きなのはいくつかあります。
日本人でよかったと思わせてもらったバンドで、ミッシェル・ガン・エレファントのことを書きます。
初めて見たのは、98年の豊洲でのフジロックです。ベンフォールズファイブ→ミッシェル→コーン
という順番でした。メインステージで、三つ共興味のあったバンドだったので続けて見てました。
(いま考えるとこの並び、ジャンルめちゃくちゃですね。)
レジャーシート・ゾーンで寝転がって見てたのだが、ミッシェルの時のモッシュゾーンの混み方は
後ろから見てても異常で(水蒸気?砂煙?が舞っていた)演奏を何度も中断して、ステージ上で
スタッフが「この状態では続けられない」と客の異常な盛り上がりをクールダウンしようとしてました。
また、ミッシェルのメンバーもかなり興奮してたようです。一息入れて、ボーカルのチバ氏が
「ロックンロールが好きなのはよくわかるよ」と言ったのをよく覚えてます。
この時の印象は、日本も粋のいいバンドが出てきたなと感心してました。
有名な話ですが、デビュー曲が「世界の終わり」で、このバンドはいつも何処か終わりを予感させる
バンドでもありました。デビューしたのはメンバーは皆20歳の後半で、メジャーで「自分たちの
好きな音楽をやる」ことにおいての覚悟みたいなのがあったのかなと思う。
今になって考えると、彼らはライブはスタンディングにこだわり、チケットの値段を抑え、音は
エフェクターを使わず・・等、ロックンロールの理想を突き通そうとしてた。そして音楽性は洋楽に
アイデンティティーをおいていたから、豊洲のあの人気のピークは邦楽と洋楽のファンが丁度、
クロスしたのだと思う。(バンド・ブームが終った頃に彼らは出てきたので、ブームの余韻で
女の子のファンが初期は多かった)
すいません、つづく