RUDE BOY ①
「RUDE BOY」 1980年製作。クラッシュ出演の映画です。
クラッシュのファンの主人公・レイが、ローディーを志願して、バンドのツアーに同行する
半・ドキュメント。当時のイギリスの状況として、移民への人種差別する保守党の
様子(時代はサッチャー政権前らしい)や、その移民の黒人の暴動などが背景に出てきます。
見所は、やはり初期クラッシュ(1978~ぐらいかな?)のライブです。
こればっかはやらせはなくて、客もメンバーも叫び走り飛び跳ね転がり、汗や唾や熱気の
様子が伝わってくるかのような迫力があります。
クラッシュはブートではライブ映像が沢山出回っていますが、公式でのちゃんとした映像のは
特に初期にはホント少ない。
ボーナスの映像の監督や主人公のレイ本人などの話によると、この映画はパンク・バンドの
映画を撮るという話しから、クラッシュにツアー同行を許可貰った。
主人公のレイは元々、本当にクラッシュのファンでジョーの知り合いだったらしく、
映画でもわかるようにクラッシュのライブの客の中では彼は背が高くて、
目立つ存在だったからスカウトされたらしい。
ただ結局、この映画はクラッシュのメンバーやファンからは
「勝手に撮られて、いいようにされた」と不満の声があったりします。
すいません。つづく