続・音楽によるROCKによる生活

音楽(ROCK)中心のブログです

HERE TO STAY

   
サマーソニックでは、幕張のマウンテン(幕張の一番広いとこ)のトリがニューオーダーでした。
ライブは美しく儚げなインストのエレジアから始まって、アンコールのLove will tear us apart で終りました。 Love wiil tear~では、彼らの背面にある画面に「JOY DIVISION FOREVER」という文字が現れ、ジョイ・ディヴィジョンのメンバーが4人背を向けて並ぶ(イアンだけ少し振り向いてる)写真が映し出されました。その時の客のどよめきといったら・・・。この演出は、ホントにごく最近からのようです。
 
この「HERE TO STAY 」は、マッドチェスターを描いた「24アワーパーティーピーポー」の映画のためにケミカルとのコラボレーションによって作られた曲で、今は亡きイアン、マーティン、ロブに捧げられている。
「ここに(僕たちは)とどまる、ここにいる」というフレーズが最後の方で繰り返されます。
当時、この曲をライブで演奏されることは、殆ど(確か)なかったと聞いてます。
なんで、この曲を今回、サマソニで聴けたことも驚いたというか・・・。
 因みに余談ですが、数年前のジョイ・ディヴィジョンのイアンを主人公に描いた「コントロール」という映画ではエンディングに「アトモスフィア」が使われています。
(この曲では”黙ったまま どうか立ち去らないで”という言葉が繰り返される。)
 そういう意味では、今回のサマソニのライブではジョイ・ディヴィジョンの写真の映像といい、HERE TO STAY の曲といい、ある種の彼らの開き直りというか決意みたいのが、バンドから感じられました。
それは、ピーターフックのバンド脱退と1人でジョイディヴィジョンを名乗りライブをやるという奇行(ごめんフッキー)への当て付けという話しもあり、まぁ、それも実際あるんかもしれませんが、ピーターフックも含めたジョイ・ディヴィジョンの4人のメンバーの写真も使うあたり、イアンだけじゃなく彼に対する愛情すら感じられました。
ライブ自体は、VJが最高に美しく、曲のアレンジもまた完璧、新しいメンバーによる演奏もスケール感が増していました。オリジナルメンバーのジリアンも復帰してるし!  
で、バーナードサムナーの唄は相変わらずの安定感がなく、そしてギターは驚くほどいつになくヘッポコだったような・・。
その隙のみせどころ、やっぱりニューオーダーだなっと。いや~最高でした・・。