昨日、忌野清志郎さんの青山ロックンロールショーに行って来ました。
並んでいる間、暑くて暑くてたどり着けないかな?と思うぐらい参列者が多くて。
日陰に隠れながら、清志郎さんとは関係のないことばかり友人と喋っていました。
会場にたどり着くまで4時間かかりましたが、並んでいる時間はあっという間でした。
会場には大きなバルーンのウサギがギターを持ち、アカピンクオレンジといった華やかな花が壇上に
飾られ、ライブ音源がガンガン流され「皆様、青山ロックンロールショウへ、ようこそ!」という
女性のアナウンスが聞こえました。アスファルトの上にはカラフルな紙ふぶきが落ちており・・。
清志郎の歌声と共に歌を唄い、一時間ほど会場にとどまって帰りました。
表参道へ向かう帰り道、新曲の「oh!radio」の清志郎さんの歌声がいつまでも聴こえていました。
高校の時、ラジオで麗蘭やソロの仲井戸麗一の音楽を聴き、衝撃を受けてからすっかりチャボの
ファンになりました。よく夜にフラっと外に出掛けてはRCやチャボのソロを聴いていました。
その頃バイクの免許を取り、うまく乗れないもんだから、土手の川原でバイクに乗る練習してました。
練習でも転んでばっかいましたが・・・。
そこそこ乗れるようになり、近所から少し離れた場所まで走りました。彼らのロックンロールを聴き、
バイクに乗ると、社会と自分がある程度バランスがとれているような気がしたものです。
3年前、フジロックで清志郎とチャボが一緒のステージに立つと聴いて、とても楽しみにしていました。
清志郎さんの病気で出演は中止になり、楽しみが延びた事にしようと思い、健康回復を祈っていました。
去年、復活してフジロックに再び登場の予定が、それも病気が再発して中止になりました。
去年の11月、ブルーノートでのブッカーTのライブに誘われて、チケット代を奮発して
友人と見に行きました。ライブの終盤でブッカーTが日本の友人を紹介します・・・と言い、
まさか。。と思った次の瞬間、お客で来ていた清志郎さんがステージにあがりました。
顔色も良く声も出ていて、恥ずかしそうにしながらもとても嬉しそうでした。
席は総立ちになり、皆踊り声を上げて、清志郎の元気な姿を見て興奮していました。
帰り道もすっと心臓がドキドキしていました。あれ、ぜんぜん元気じゃんって・・・・。
青山ロックンロールショウでは、やっぱり嘘なのかもって思いましたが、スローバラードを
聴くと、涙がでてきました。周りの皆で歌いました。皆、泣きながらも顔をあげて唄い、
清志郎さんのこのショウを精一杯盛り上げました。この時でさえ、清志郎さんに支えられて
いるような気もしました。しっかりしろって。良く考えたら、日本のいまあるロックは、清志郎さんに
包まれて頼り切っていて、私らは甘えていたのかも・・・。
いつまでも湿っぽくてごめんなさい。フジロックで、皆で清志郎の唄を聴くのを楽しみにします。
本当に今までありがとうございました。