続・音楽によるROCKによる生活

音楽(ROCK)中心のブログです

CONTROL

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  JOY DIVISIONのボーカリスト、23歳をいう若さで夭折したイアン・カーティスの伝記的ともいえる

 映画「コントロール」がこの春に上映されます。

 監督はU2ビョークなどを撮ってるファトグラファーのアントン・コービンです。

 
 映画の内容は、バンドのストーリーというよりはイアンという人間性をフューチャーしたストーリー

 のようです。サウンドトラックは、彼らがリスペクトしていたセックス・ピストルズデビット・ボウイ

 ヴェルベット・アンダーグラウンドイギー・ポップなど。また、ニューオーダーは曲を提供しており、

 キラーズはジョイディヴィジョンの曲をカバーしています。

  

 
  ま、固い話はさておき、そのアントン・コービン氏が来日していて、タワレコで無料トークショウが

 あったので行ってきました。長身にスラリとした長い手足。黒のジャケットをスマートに着こなしてる

 姿はまさにイギリス人だなぁ~と。(実際はオランダの方でしたが)思ったより若く、(40代後半ぐらい?)

 そして非常に落ち着いていて理路整然と話をしていました。

 ゲストに同じくフォトグラファーの平間さんと対話という形をとってたんだが、

 30分は短かったなー短かったよタワレコさん!

 興味深かった話しは、セックス・ピストルズなどの初期のパンクは「ファック・ユー」という姿勢、

 次に生まれたジョイ・ディヴィジョン始めとするポスト・パンクは「アイム・ファッキン」、

 そんな違いがあったのではないかと。あと、平間氏がアントン氏の写真に「孤独や痛み」を感じると、

 ミュージシャンはライブステージなど華やかな写真が多いはずなのに、何故か?と質問すると、

 自分はミュージシャンの華やかな部分には興味がないと。もっとパーソナルな部分を撮りたいんだ

 ときっぱりと答えていました。


 トークショウが終って、サイン会が始まりました。サントラや映画のチケット購入者対象に。

 ほんとは、ポストカードに既にサインしてあるのを配るだけだったみたいだけど、

 アントン氏の計らいで、対面式でポストカードといわずなんにでも書くよーと。

 ま、わたしは売ってたパンフに書いてもらいましたが、前に並んでいた兄ちゃんはエコバニ

 アナログを出して書いて貰ってた。そのレコードをだした時のスタッフの怪訝そうな顔ったら。笑った。

 そういや、来ているファンの人たちの洋服と髪が「黒」率が高かったな~。


  トークショウの中で、昔は音楽(ロック)とリスナーが幸せな時期だったという話の流れになり、

 いまは昔と違って、パソコンのネット配信やユーチューブなどで簡単に手に入ってしまうから

 コンビニエンスになってると司会の若い兄ちゃんは喋ってた。

 自分は、音楽の流通の仕方が変わってきているだけで、まだロックやパンクが切実な表現になりうると

 思っています。まぁ、ジョイ・ディヴィジョン自体が切実そのものなんですが・・・。

 若くしてロックやパンクに入れ込んでるリスナーにこそ、この映画を見て、もっと道を踏み外して欲しかも。