(つづき)
十年前ちかく前になりますが、当時よくつるんでた連れが、ドラムンベースとテクノにはまり、
週末になると夜な夜な渋谷・新宿・六本木のクラブに行き、朝まで遊んでましたわ。
よく誘われたのだけれども、さすがに毎週はキツかったので、月に1~2回ぐらいは行きました。
当時は、アンダワはじめとしてケミカル、プロティジー、ファットボーイスリム、エイフェニックス・ツイン
とか必ずフロアでかかってた。
でも、そんな遊びはいつまでも続かず。連れは仕事で大きな悩みにぶち当たったのかクラブも行かなくなり、
わたしはその反動かロックにどんどん傾倒していってしまった。
そのせいか、会うたんびにつまらんことで喧嘩になり、そのうち連絡が取れなくなってしまいましたが。
ただ、その連れのおかげでエレクトロニックミュージックの素晴らしさは今も身体に染みこんでいます。
どっちかといえばロックンロールよりの友人と一緒することが多いので、それらの知り合いには
ハウスやテクノの何がいいのか分からんとよく言われます。
しいていえば、ロックンロールは短距離走で、テクノらは長距離走かなと。ほんと、3~4時間からだを
揺らしてると、ランナーズ・ハイになります。そして、その頃のミュージシャンがよく言ってた
のが、フロアの居る客こそが主役なんですよと。ステージに居る人間ではないと。だからこそ、
体感し、体験することがダンスミュージックなんだと刷り込まれました。
なんでこんなことをネチネチ書いたかというと、都内のクラブが軒並み閉店に追い込まれているようなので。
いっしはら都知事の作った風営法とかで、キャバクラはじめとする風俗だけでなく、クラブも深夜営業を
禁止させられてるそうです。いやはや、その辺に詳しい人に話しを聞いたんですが、クラブやらに深夜
いきなり警察が入ってきたりと全く容赦ないらしい。
イギリスもレイヴ禁止令とかあったけど、まさかこんな時代が来るとは。。
アンダワのライブの話しに戻しますと、今現在、クラブがそんな状況下にいるだけに、めっちゃ不便な幕張に
若いのから中年まで(笑)、あんだけ人が集まってたのはやっぱ単純に感動しました。
そして、やらないやらないと言われていた「Born Slippy」をやった時の歓喜の声ったらなかった。
沸きに沸いているフロアを見て、意味もなく、欲する気持ちがあればこそ手に入ったり実現することが
あるんだなと思った。重い腰をあげて来て良かったな~と。
にしても、フロアが人で密集してたせいか暑くて、終ったら汗びっしょりになってしまった。
いそいそと始発で帰ったんだけど外は半端なく寒くて、案の定、風邪をひきました。
冬の幕張はやっぱ嫌いだな・・・。